電報の宛名は誰の名前?祝電・弔電別の宛名の書き方やマナーを解説

電報

会いに行くことができないがメッセージだけでも届けたい、そんなシーンで活躍するのが電報です。結婚のお祝いなどめでたい時には祝電を、訃報に接した時には弔電を送ります。普段なかなか送る機会のない電報ですので、どのように送るのか、何を書けばいいのかなど戸惑う方も少なくないでしょう。

ここでは電報の宛名について、祝電と弔電別の適した宛名や書き方、マナーについて解説します。

祝電の宛名

祝電を送る機会の一つが、結婚です。結婚式への電報の宛名は、新郎新婦の名前をフルネームで記入します。新郎新婦のどちらか1名としか面識がない場合は、面識のあるほうの名前のみを書くのでも問題ありません。

入籍を済ませ新郎新婦のいずれかの苗字がすでに変わっている場合も、宛名には旧姓を用いるのがマナーです。結婚は新郎新婦両家のお祝い事のため、また式場でも旧姓で明記されている方が新郎新婦どちらへの祝電か判断しやすいためです。新郎新婦のどちらとも面識がなく両親と関わりがあり祝電を送る場合、宛名は両親の名前がよいでしょう。

昇進に際しての祝電では、昇進後の役職名と名前を宛名にします。昇進の内定段階で送る場合は昇進前の役職名で送るのが望ましいでしょう。

学校の入学式や卒業式にあたり個人宛てに祝電を送る場合は、基本的に本人の名前を宛名にします。入学、卒業する子どもと面識がなく両親と関わりがある場合は、両親の名前を宛名にするのでも問題ありません。

弔電の宛名

弔電の宛名は喪主にするのが一般的です。また、弔電は喪主の自宅ではなく葬儀場などに送るのが一般的ですが、葬儀場によっては故人名で葬儀を管理している場合もあるため、故人名も添えて送るとよいでしょう。

喪主以外の人との関係が深く、その人宛てに弔電を送りたい場合もあるかもしれません。その場合は「(喪主名)様方 (受取人名)様」と記載します。喪主名がわからない場合は「(故人名)様 ご遺族様」と記載しましょう。また、社葬の場合は「〇〇株式会社 (故人名)様 葬儀責任者様」のように、葬儀責任者宛てに送ります。

喪主や葬儀責任者が不明な場合、葬儀場に問い合わせると教えてもらえるケースもあるので、確認するとよいでしょう。

まとめ

祝電、弔電とも、電報の宛名に通例があります。結婚式にしろ葬式にしろ関係者は忙しくしている可能性が高いため、宛名で混乱が起きないようわかりやすく明確にすることが大切です。宛名のマナーをきちんと確認し、気持ちの伝わる電報を送りましょう。

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